どこまで流されたか,
やっと水から上がる事ができた…
大量の雨水に流されたのだろう.
下水はガスの発生も少なく.
においもいくぶん和らいでいる.
頭上のマンホールからは,
細い日ざしと共にもれてくる
パンと「スブラキ」の匂いが嗅ぎ分けられる.
コーヒーの香りは,
出涸らした麦茶のようなそれとは違っていた.
「出口」を求めるなら
下流へ歩いたほうが良いのだろうか…
はまった支流は流れが早かった.
途中ゴミがスタックし,
バイパスへの強い流れを作っていた.
doggyはそれに吸い込まれた.
細いバイパスには 水面に顔を出す余地はなく.
息を継ぐ事は出来なかった.
そろそろ限界.
という時に大きな共同抗へと投げ出されたのだ.
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