 ４年前、程
亮弼（てい・りょうすけ）を筆頭にたった２名で結成された“フリフリカンパニー”。現在は７名のメンバーで活躍しており、そこから“フリフリくん”“ヨシダくん”など、数えきれないほどのキャラクターが誕生してきた。ゲームソフトキャラクター、３Ｄモデルなどゲーム制作全般
の他、広告、パッケージ制作、また様々なアートエキシビジョン参加やＶＪ活動まで多才に活躍している，今最も元気なデザインユニットだ。
その“フリフリカンパニー”がROCKET（原宿）で、キャラクターエキシビジョンを開催。テーマは「Characters
-What a happy life & death!」。キャラクターに対して「life & death」？ いったいどんな意味なんだろう…？
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ギャラリーの１階のには１００種類ものキャラクターＴシャツが、niceデザインなビニールパッケージに入れられ、壁面
にズラリ！と並べられている。その光景は実に見事。どのキャラクターも生き生きしていて、今にも動きだしそうだ。４年間で２〜３００のキャラクターを制作したという事実にもビックリだが、その中から１００種類、Ｔシャツにして栄えそうなキャラクターにまた、命を吹き込んで蘇えらせたという。その辺から「life
& death」というキーワードが解き明かされそうだ。
この「life
& death」のアイコンも、展示会のために作成。ハート型が“Life”フラワー型が“Death”。「キャラクターはある目的があって作られ、楽しまれながらも使用期間が過ぎれば無くなるもの。１度消費され無くなったキャラクターをもう一度Rebornさせて、今回はＴシャツという“商品”として消費してもらおうと思いました。」と、今回のコンセプト「Characters
-What a happy life & death!」の意味を語ってくれた程さん。キャラクターの存在価値とは何なのかと言うことを、改めて確認させられた。
さて、２階には、この秋冬に向けてフリフリカンパニーが世に出すいちばん新しいプロジェクト「ELECTRONIC
VIRUS（エレクトロニック ヴァイラス）」のイラストが展示してある。「ELECTRONIC VIRUS」とはコンピューターウィルス。実在したウィルスの性格や名前から５つのキャラクターをヴィジュアル化した。
次々と絶え間なく生みだされてくる“フリフリカンパニー”の作品達。それらを集大成させた、１７８ページにも及ぶ作品集"Furi
Furi Company what a happy life & death!"が、ドイツの美術書籍出版社ゲシュタルテン社から世界発売され、ギャラリーでも手に入る。また会期中ギャラリーに流れるDJ
SharpnelによるＢ.Ｇ.Ｍ“What a happy life & death!” のオリジナルＣＤアルバムも販売されている。